運び屋
クリント・イーストウッド監督、主演。2018年製作。
現在90歳のクリント・イーストウッド。「グラン・トリノ」の時も思ったけど、彼の新作は絶対見たい。いいスタッフがついてるのだろうが、どれだけ歳を重ねてもきちんとした質の高い映画を撮り続ける姿勢には頭が下がる。
本当にカッコいい人だなぁ、と思う。
今回彼の実の娘(女優兼モデル)アリソン・イーストウッドが、映画の中でも娘役で出演していて、メイキングを見ると父親としても、映画人としても、クリントを尊敬しているのが伝わってくる。
刑事役のブラッドリー・クーパーもスタッフも、この映画に関わっている人全てがクリントのことを尊敬し、愛しているのが作品から伝わってきた。DVD借りるのはたまにしかないが、
メイキングが見れたりするのはレンタルの特典だな。Amazonプライムではそうはいかない。
ストーリーもいい話だった。若い頃は家族を放ったらかしで品評会に出す花を栽培していた男が、年老いて家族にも見放され、メキシコ人の麻薬組織のなかで麻薬を運ぶという単純な話だが、メキシコ人と老人の絡みも面白かったし、ロードムービーとしても楽しめたし、クリントが色んな場面で、様々な衣装を着こなしているところも楽しかった。おじいさんはおじいさんだけど、なんとも品があって素敵な人!最後まで一線でカッコ良くいてほしいなぁ、と思う。
映画界の宝みたいな人だし、彼の作品はいつも質が良くて、素晴らしい。それって監督として、出来そうでなかなか出来ない偉業だ。