灯台守の二人の男の話。
最初は若い男はまともで、ウィリアム・デフォー演じる船長が意地悪く、若い部下を小馬鹿にして、こき使うので、若い男に同情しながら見たのだが、途中から状況が変わってくる。
足の悪いカモメが死んだら不吉なことが
起きると言われていたのに、若い男はカモメを殺し、迎えの船が来る日に大嵐が来て、
二人は灯台からしばらく帰れなくなる。
ただでさえ男二人で、灯台に暮らすのは
息が詰まるのに、食料もなく、酒浸りになるうちに、若い男の精神がおかしくなっていく。
おかしくなっていく描写も独特で、異様で、
暗い、以外の何者でもないが、決して嫌いなタイプの映画ではなく、割とはまってしまった。
力があるし、なかなか悪くない作品だ。