fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

カルメン故郷に帰る

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なかなか見れないでいた作品だが、見て良かった。木下恵介監督。1951年、自分が生まれるずっと前の作品だが、そんな違和感はなかった。

ストリッパー役の高峰秀子さんの、なんと明るく、あっけらかんとしたことか!青空の下でストリッパー仲間と二人で水着姿で歌いながら踊るシーンがあるが、陽気すぎて笑ってしまった。戦後初のカラー作品ということもあって、失敗した時用に白黒も撮影したらしい。大変だっただろう。失敗どころか、リマスター版になって、空の青、ワンピース の赤、山の緑、紅白の垂れ幕がまぶしいくらいに綺麗だった。

 

故郷に錦を飾る、ということは田舎を離れて上京した人たちにとっては非常に大切なことなんだなぁ、と思った。

 

笠智衆さんが明るい校長先生、佐田啓二さんがシャイな教員役、いづれもいつもと違った感じの役で楽しかった。