哀愁
第一次世界大戦中、イギリス大尉のロイは数日後にフランスへ行くことが決まっていたが、たまたま出逢ったバレエ団の踊り子マイラと恋に落ちてしまう。
結婚を決め教会に行くが、急に旅立つ日が1日早まり、帰ってきたら必ず結婚しようと誓い合い、二人は別れる。その後、マイラはロイの戦士の通知を新聞で知る。
バレエ団を解雇されたマイラは戦時下仕事もなく、娼婦に身を落とす。数年後、いつものように駅にお客を探しに行くと、そこには帰還してきたロイがいた。ロイは結婚しようと、婚約パーティーが開かれる。マイラは一度は過去を隠して結婚しようとするが、結局ロイの立場を考え、2人が出会ったウォーターブリッジに立ち尽くし、車の中に身を投げる。
単純な話だけに、2人の美しさが際立って仕方なかった。ビビアンは、「風と共に去りぬ」では強い女を演じてカッコよかったのだが、哀愁ではかばってあげないと、と思わせるような弱い儚い女性を演じあげた。絶世の美女だと思っているが、容姿だけの女優でないところと、何か危ういところが彼女のファンでずっとい続ける理由でもある。
ロバート・テイラーは流石の風格で素敵なこと極まりない。
原田知世さんがドラマでマイラ役をやったらしいが、ちょっと想像出来ない。