fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

パラサイト

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半地下の家の話って、どんなのだろう?と興味津々にDVDを借りてきた。韓国映画を見たのも久しぶりだ。

 

ストーリー、映像、金持ちの家のインテリア、登場人物、会話、すべてに引き込まれた。私の好きな伏線も非常に効いていた。ブラックなところもあり、ユーモアもある好みの作品だった。30代の頃、韓国映画が流行り出してよく見たが、情が濃すぎるというか、演出がしつこく、やたら長かったりで、見終わったら疲れたりしてしばらく遠ざかっていたが、やはり韓国映画には力を感じる。

 

この映画はなにかドライなところも感じるが、家族の団結力と生命力が熱い。こんな家族はあまり日本ではないだろうし、舞台が日本だとしたら、不自然なストーリーになったかもしれない。

 

2020年アカデミー作品賞。アジアが、韓国がとるなんて異例なことだが、この作品なら当然の結果かもしれない。何しろ脚本が面白いし、役者一人一人が忘れられないくらい印象に残った。そんな映画は最近の新作ではあまり出会ったことなかったから、なんだか嬉しかった。映画館のスクリーンで改めてもう一度見てみたい。