ジーサンズ
ponymanさんにDVDいただいて見れた作品。
まず、マイケル・ケインが銀行に入ってくる映像から始まるのだけど、物腰とお顔のなんと上品なこと!そこから目を奪われてしまい、続いて画面に現れるモーガン・フリーマン、アラン・アーキンも本当に素敵な老人の顔になっておられ、「ほぉ〜」と、感心してしまった。
FBIの刑事で、大好きなマット・ディロンが出演していて、マイケル・ケインを取り調べて質問をしているシーンで逆に、「それでも大卒か?」と言われバカにされるところが「アウトサイダー」で、ちょっと抜けた不良の兄貴的な役をやっていたのを彷彿とさせ、おかしかった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役の俳優クリストファー・ロイドの存在感も凄かったな。なんかある意味、3人の主役以上に印象に残った気もする。さすが。
3人のじいさん、それぞれに愛する家族がいて、人生があって、ささやかな幸せがある。それを守るために銀行強盗をくわだてる3人。銀行を襲うシーンでの少女とモーガンの絡み、とこのシーンが伏線になって犯人の決定的証拠となるのだが、上手い見せかただった。
年老いたら、もちろん家族は大切なのだけど、やはり同年代の友達って不可欠だなぁ、と思わせる映画だった。アラン・アーキンみたいに
最後の恋愛や結婚、なんてのもこの高齢化社会では普通のことになっていくのかも。
コロナウィルスで暗い風潮の中、良い映画が見れて良かった。あんな素敵な俳優たちが年老いて、若い頃よりさらに良い顔になっておられる。あんなふうになりたいものだ。