#運命の女
エイドリアン・ライン監督。
郊外の幸せな上流家庭。美しい妻と妻にベタ惚れの優しい夫。小学生の子供の3人暮らし。
ある日、偶然に妻のダイアン・レインが
下町でフランスの若いセクシーな色男と知り合う。
常時を重ねるようになり、夫のリチャード・ギアがそれに気がついて、ついに妻の浮気相手の
男の部屋へ訪ねて行く。そして破滅へ…
ありがちな話だが、ダイアン・レインが常時に溺れて行く様子や、心理描写がものすごくリアルだった。
何度見てもエイドリアン・ラインの巧さに
目を見張る。
ダイアン・レインはシンプルな服しか着ていないが、かえってそれが彼女の素の美しさを
強調していて、うっとりしてしまう。
年下のフランン男も非常に魅力的で、この妻がいけない、いけないと思いながら情事にはまっていくのに、この男なら仕方ないよなぁ、と観客が思う感じの俳優だった。
この作品で、一番惨めな役は夫のリチャード・ギアだが、この時の演技は忘れられないくらい
印象に残った。
浮気相手の部屋に訪ねて行って、常時のことを男から聞くうちに、なんと泣いてしまうのだ!
衝撃だった。その時の彼の表情。すごく印象深い。