#ジュディ虹の彼方に
ジュディ・ガーランドの伝記。
レネー・ゼルウィガーがジュディの役を熱演。
ブリジットジョーンズの日記とシカゴの元気でちょっと抜けた印象の彼女が、髪の毛もジュディの黒に染め、老けメイクで体当たりの演技。
やはりジュディといえば、子供時代が絶頂だった。借金のため、中年になって家庭生活もうまくいかないまま、子供も置いて地方に仕事に行かなければならない、そんなところから始まって、途中でうんと年下の男性と再婚。うまく行くわけないんだよ。
もう破滅がすぐそこに見えてるようで、見ていて同情に似た感情がでてくる。
声もよく出なくなって、コンサートも出来ない。旧友のミュージシャンに頼み込んで、
「一曲だけ私に歌わせて、お願い」と言うところは真に迫っていた。
ジュディはわずが47歳で亡くなった。
有名子役として生まれてこなければ、こんな大変な思いをしなくても良かったのに。
栄光と幸福は同時には得られないものなのか?
なんとなく悲しい伝記ものだった。
レネー・ゼルウィガーも現在52歳。
ブリジッドも中年女の設定だったが、それでもあの頃はぴちぴちで若かったなぁ。