fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

#ミナリ

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ティーヴン・ユァンが主演ということで、京都シネマで見てきた。アカデミー作品賞候補、5本の中に入っていた。

彼はアメリカのドラマ「ウォーキングデッド」を見て以来だから、かなり前からいいな、と思っていた。今回アカデミー主演男優賞に選ばれ、アンソニーホプキンスと肩を並べる俳優になられて、すごく嬉しく思った。

 

アカデミー賞の会場でも、欧米人と並んでも引けをとらない美しさだった。

 

映画の話だが、好きなタイプの映画だった。

韓国からの移民家族が、韓国野菜を栽培して成功を狙うのだが、妻は初めから乗り気でなく、

子供の世話に妻の母を韓国から呼んで、家族一丸となって頑張るのだが…

 

妻はアメリカに来たくなかったし、不自由な生活が不満。息子は心臓に疾患があり、手伝いに来た妻の母のお婆さんは脳卒中に。野菜も売り手に裏切られ、すべてが悪い方向に。挙げ句の果てにおばあさんの火の不始末で、野菜の納屋が火事になる。

 

もうこの先どうなるの?!という絶望感と、

なんとか最悪の事態だけはやめて!という思いを抱きながらラストへ向かう。

 

結局移民の話でありながら、家族のストーリーだったなぁ、という印象。

 

おばあさん役の女優と、息子役の子役、この二人が胸を打つような演技をしていて、目を見張った。子役は昔の小津安二郎監督の「おはよう」の次男を思いださせるような屈託のない天才的な演技で観客の目を奪ったと思う。

ハリウッドの人も、東洋の子供をかわいいなぁ、と思ったことだろう。

 

おばあさん役のユン・ヨジョンさんが最優秀助演女優賞を獲られたのは嬉しかったし、素晴らしいことだ。

 

映画館で見れて良かった。

これからはたまに映画館に行きたい。