fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

#カリートの道

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1993年、ブライアン・でパルマ作品。

だいぶ前に3回ほど見ていたが、昨日4月25日がアルパチーノの生誕日だと知って、もう一度見返してみた。

アルパチーノは大好きなので、出演作はたいてい見てるが、特に好きな作品。スカーフェイスより、こちらのほうが好みだ。

見返して一番驚いたのは、劇中に出てくるチャーリーのクラブ、EL PARAISOでかかってる曲がほとんどサルサで、今聴くと懐かしの名曲ばかり。なんとサルサの神的存在のエクトール・ラボーの曲までかかっているではないか!

私がサルサを習い始める前に見た映画だったので気がつかなかったのだ。

ちょい役でヴィゴ・モーテンセンは出てるし、恋人役のペネロープ・アン・ミラーは、レナードの朝のヒロイン役だとわかったし、

ラストの役のシーンでは、デパルマ的な演出は炸裂してるし、見返してみてすごく楽しめた。

 

アルが昔の恋人のアパートに行って、ドアのチェーンごしに半裸で踊る彼女を覗き(このシーンもでパルマならでは!)、チェーンを引きちぎって部屋に入り、彼女を抱くシーンのドキドキ感!このシーンは1回めに見た時から大好きだ。

 

アルパチーノのカリスマ的ロマンチックなマフィアは文句なしに素晴らしかったけど、ショーン・ペンの最低最悪な弁護士役も印象的だった。これほどカッコいい役と下衆な役を使い分けられる俳優も珍しい。ショーン・ペンはやっぱり好き。

 

 

エンドロールで流れるジョー・コッカーの「you are so beautiful」と、逃げ切れたら恋人と行くはずだった南の島の幻影、これほど素敵なラストはないかもしれない。

愛すべき作品だ。