日日是好日
Amazonプライムで鑑賞。前から気になっていたのだが、なんとなくスルーしてしまっていた。でも世界がウイルスで激変してしまった今、見て良かったなぁ、としみじみ思ったり映画だった。お茶の世界を通じて、一人の女性が成長していくというなんでもない話なのだが、
画面が非常に美しく、お茶室から見える庭の四季の移り変わりが見ていて気持ちいい。
ホテル勤務時代に、ホテルマンのたしなみとして会社から茶道を習わせてもらったことがあって少しの知識はあったが、夏と冬で作法が変わったりすることは知らず、奥が深い世界なんだなぁ、と改めて知った。大寒、大暑、立春、晩秋、など季節を表す言葉がたくさん出てきて、
その言葉と風景の繊細さに、やはり日本はいいなぁ、としみじみ思った。
私の大好きなイタリアにも四季はあるが、また
日本と風土が違うし、茶道のように細かいしきたりがある文化はちょっと思いつかない。
主役の黒木華と、お茶の先生役の樹木希林が話している時の感じがサラッとしているけど、ほんのり暖かい感じがして素敵だった。親友の多部未華子も可愛らしかった。
自分が着物に凝ることはないと思うが、やはり日本人女性の着物姿は美しいな、と思う。