シックスフィートアンダー
友人に面白いよ、と言われて一気に見た海外ドラマ。脚本、製作総指揮は「アメリカンビューティー」のアラン ボール。葬儀屋を営むフィッシャー家とその恋人や周りにいる人の人間ドラマがシニカルに描かれている。
あまりハッピーな出来事はなく、家族の一人一人にさまざまな悩みがあってなかなか物事が思ったように進まない。アメリカのドラマを見て自分の人生考える、なんて滅多になかったことだが今回は色々考えてしまった。
キャラクターの設定も非常にうまくて、一人一人に感情移入した。
優柔不断な色男の長男ネイト。その恋人の理屈ばかりこねるイライラするブレンダ。純粋なゲイの次男デイビッドと常識人である恋人のキース。ふらふらした女学生かと思いきや案外ブレてないクレア、未亡人となって常に不安定な母親ルース。葬儀屋の従業員で真面目なラテン人のフェデリコと激情型の妻バネッサ。
ラストはドラマ史に残るんじゃないかなぁ、と思うくらいの作りで心に残るシーンになった。
一番好きなキャラクターはキースだった。