輝ける若者
9月から通い始めたイタリア語教室のクラスメートに借りたDVD。6時間6分という長い上映時間ということで初めは腰が引けた。しかし、内容と俳優が非常に魅力的で、グッと引き込まれ時間はまったく気にならなかった。
1960年代から37年間におよぶ家族のドラマ。
希望を胸に人生を切り開く兄・ニコラ(ルイジ・ロ・カーショ)。才能はあるのに人生とうまく向き合うことができない弟・マッテオ(アレッシオ・ボーニ)。この二人の俳優の素敵なこと!うっとりした。
ローマに暮らすカラーティ家のこの兄弟が、イタリア社会を揺るがしたさまざまな事件を目撃する。。社会背景もこの家族の歴史に関係していて、
大河ドラマのような壮大な話だった。
ニコラと妻の出会いから最後まで、マッテオと恋人の運命、ドラマティックすぎて胸が押しつぶされそうになった。日本が舞台ではこのドラマは成り立たない気がする。家族のつながりが濃い、濃いイタリア人の話なので真実味がある。
舞台もローマに暮らすカラーティ家シーンから始まり、フィレンツェ、ミラノ、トリノ、シチリアとさまざまな場所に。またイタリアに長いこと行きたくなった。見れて良かった、といういい映画だった。