愛の渦
友達にすすめられて見た。事件が起きる前に友人も私もファンの新井浩文もでてて面白いよ、と言われて。
三浦大輔という知らない監督だった。
もともとは同監督による戯曲だったそうだ。戯曲のほうもきっと面白いだろうな。
乱交パーティに集まった、年齢も肩書きもばらばらな男女8名の一夜の話。こういう世界があるのか、という驚きと、あぁなるほどね、
こういうことってあるだろなぁ、こうい人っているだろな、という変な納得をしながら初めから終わりまで目が離せなかった。
役者も新井浩文、池松壮亮、滝藤賢一、榎本時生、窪塚洋介、田中哲司などおなじみの個性派ばかり。みんなリアリティがあっていい演技していた。
この映画で初めて知った女優、門脇麦と赤澤セリもすごく印象に残った。
脚本が面白いから映画が面白くなるのは当然だと思うが、これと違ったキャストだったらこの映画はまたぜんぜん違った感じになっていたんだろうなと思う。ラストの門脇麦の台詞が意外で、かっこよかったなぁ。やっぱり女のほうが男よりドライなのかなという印象。