fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

東京ラブストーリー

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日本映画チャンネルの一気見で録画して見てみた。1991年、自分が26歳の時のテレビドラマ。当時ほとんどの同僚や先輩が見ていて、「見てるか?」と聞かれて「見てない」と言ったら「心が冷たい」みたいなこと言われて、なんで?と思ったことが忘れられない。当時、自分の恋愛で右往左往し、駆けずり回っており、ドラマどころではなかったし、人の恋愛など関心なかった。それに「カーンチ!」と甲高い声で鈴木保奈美の演じる赤名リカが叫ぶのが小っ恥ずかしくて見ていられなかった。

しかし、今見てみるとセリフや髪型などが恥ずかしいのは仕方ないのだが、そういうことを差し引いてもかなり引き込まれてしまった。

織田裕二もこの10年ほどの斜に構えた感じはまったくなく、愛媛から上京してきた人の良いサラリーマンを体当りで演じている。カンチだ。鈴木保奈美も当時はまったくいいと思えなかったのに、このリカという自由奔放な役いいじゃないか、と思う。三上というプレイボーイの江口洋介もいいし、千堂あきほも悪くない。自分が若かった頃への懐かしい思いも一緒なって、いいなぁと思ってしまうのだろうか。あんなにバカにしていたドラマが優れた作品のように感じる。

原作者の紫門ふみの漫画はいつもはっきりしない展開が多くてあまり好きではなかったが、「東京ラブストーリー」は原作より良い作品になっているのでないだらうか。

ただ、有森成美演じる関口里美というキャラだけは好きになれず、最後までイライラした。