fiorentinax's ブログ

自宅で作った料理や、見た映画の感想、旅行の思い出を記録に残そうと始めたブログ

64(ロクヨン)

64-ロクヨン-前編


友人に薦められて見てみた。ドラマ化もしているらしいが映画のほうを見た。
たった7日間しかなかった昭和64年の誘拐事件の話。佐藤浩一が主演の他、長瀬正敏、奥田栄治、瑛太綾野剛三浦友和、坂口健太郎、緒方直人、中村トオル吉岡秀隆,他多数、有名俳優の豪華なキャスティング。贅沢を言うと、俳優の無駄使いというか、「あ、あの人がこんな役で出てる」みたいなことばかりが気になってしまって最後までストーリーに集中できなかった。
佐藤浩一は嫌いではないけど、いつでも同じような役柄で今回も驚きもないし、あぁまたこの感じの役か、という影を背負った刑事役だった。昔「ホワイト アウト」では悪役だったけれど、それもちょっとかっこいい悪役で。もっと汚い感じの役を個人的には見てみたい。華がありすぎというのも考え物だ。「マジックアワー」での彼が一番好きだが・・・。
映画は前編と後編に分かれており三時間もの大作なのに後半は作りが荒いような気がした。吉岡秀隆が演じた男がどうなったかもよくわからず、この男の役どころが一番好きだったので残念だった。錚々たるメンバーの中で印象に残ったのが吉岡と長瀬正敏だった。この二人はかっこいい主役も出来るし、なんてことない脇も出来ると思う。顔が地味なほうが
案外いろんな役が出来て俳優は楽しいのではないだろうか。原作はどんな感じなんだろう。ちょっと興味がある。